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2018-11-19

ひとり終活①~意義~

最近、お客様と話していると「終活」の話題が多いので、しばらくは「終活」について色々思うことを述べたいと思います。

そもそも、今回のテーマである「ひとり終活」を述べる前に、一人暮しは不幸なのかということです。昨今の少子化・晩婚化の流れと熟年離婚の増加などで、一人暮し世帯が増えていることは知っていると思いますが、現在4人に1人が一人暮らしだそうです。高齢者への調査によると、老後の生活は同居する家族がいるより、一人暮しのほうが生活満足度が高く、悩みを持っている人も少ないそうです。考えてみると、人間は一人で生まれ(双子の場合とかは考えないとして)一人で死んでいくのに、多少は不安があるものの、一人だからって不幸なわけではないと思います。それに配偶者がいようが子供がいようが死ぬときは一人で、なおかつ看取ってもらえる保障などないのですから、なおさらです。

では、そんな幸せなお一人様が不安なのは、主に健康や病気のことか自分が介護状態や認知症になったらどうしようということらしいです。つまり、自分が自立できなくなった時の準備として、終活をしているのです。自立とは、身体的・経済的・生活的・精神的なものがあると思いますが、身体的自立とは歩いたり座ったり着替えたり、要は自分のことを自分でできる状態のことです。経済的自立とは年金を含め自分の財産で衣食住が賄えている状態、生活的自立とは食事の用意を含め、主に家事ができている状態、精神的自立とは自分の考えで決めることができる状態のことですが、これらのうち一つでもできなくなる対策として終活をしているのです。

そう考えみると、終活は何も一人になったから始めるものではなく、全ての人がしなくてはいけないもののような気がしています。人間は死ぬことを考えるのが嫌な動物ですが、どうしても身内に誰かいると、最悪その人がなんとかしくれるだろうと思いがちです。しかし、備えとして終活をするという意識はみながもたないといけないと思います。かくいう自分もまだまだそこまで準備ができているわけではありませんが、お客様と一緒に勉強しながら、お一人様でも不安なく暮らせる世の中を実現したいと思います。

㈱ノコノコ 代表取締役 山﨑篤彦

https://www.nokonoko.co.jp/

 

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