民泊新法施行で知っておきたいこと

さて、6月15日に住宅宿泊事業法（いわゆる民泊新法）が施行されましたが、私たちの生活にはどのような影響があるのでしょうか。
民泊というと、東京や大阪、京都などで訪日外国人用の宿泊施設が足りないためにニュースになりました。
ただ実態は、これまでの民泊はほとんどがモグリ、いわゆる違法での民泊が横行していました。
それは、日本の法律では住宅を宿泊施設として提供するには制約がありすぎて、キチンと守っていたらとても商売として成り立たなかったことが大きいでしょう。
そこで、この度法律が新たに施行され、キチンと法律を守って民泊を広めていこうという流れになりました。

ここで伝えたいのは、民泊新法によってこれから違法の民泊がドンドン減って市場の健全化が図れることではありません。
はっきりいって民泊新法はほとんどの方が関係ないと思っていませんか。
しかし、民泊新法で実は私たちの生活に影響を与えることがあります。
それはこの民泊新法で地方の空き家が宿泊施設として利用されやすくなるからです。
民泊はホテルとは違い台所が付いています、また民宿とは違い料理等も自由です。もちろん価格も安いですし、また一軒家の民泊ではある程度騒ぐこともできるでしょう。
私たちが旅行する際に、今後宿泊施設として、民泊はリーズナブルで都合よく使用できるようになることが大きいと思います。
特に、家族旅行などで、まだお子様が小さいご家庭は、周りの迷惑を結構気にするのではないでしょうか。
また、学生などが小グループで旅をする際にも価格的にも安いですし周りを気にせず楽しめるのではないでしょうか。

したがって、20年の東京オリンピックまでは首都圏の民泊が注目されると思いますが、その後は地方旅行の良い宿泊施設として民泊が注目されると思います。
なので、私たちも旅行する際は積極的に民泊を検討したらいかがでしょうか。

（株）ノコノコ　代表取締役　山﨑篤彦
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