2次相続で気を付けること
みなさんはご自身や親御さんの相続対策はしていますか?
いや、「自分も親も相続するほど資産がないから」とか「まだ死ぬまでには時間があるから」と思っている方は多いはずです。
しかし、実際はそうではないのです。相続するものは「現金」というお金だけでなく、「資産」ですから、「借金」や「物」も資産です。
人は何も持たずして生きることはできないですから、全くの資産を持たずに死ぬことは難しいのです。
また、一般的に相続はお金持ちの人の問題と思っている方も多いですが、全ての人に関係してきます。
今や3000万以上の資産があれば相続税課税の可能性がありますから、ほとんどの人が可能性があります。
3000万といえば自宅を持っていれば大体関わりますから、みなさん考えるべきなのです。
そして、相続対策は死ぬ間際になってからできることは少ないですから、死ぬまでに時間があるからといって先延ばししてもよくないです。
なので、みなさん相続のことは一度しっかり考えて下さい。
中でも、両親ともお亡くなりなる場合、これを一人目の親が亡くなる場合の1次相続に対して、2次相続と言いますが、結構大変です。
なぜなら、ほとんどの場合、1次相続の場合に全ての財産をその配偶者に相続してしまっているからです。
これは、配偶者の場合は1.6億円までの資産は相続税がかからずに相続できるからで、相続税対策としてそうされている方がほとんどです。
しかし、配偶者の年齢って特別な年の差婚でなければ、そんなに何十年も離れてないですよね。そうなると、ずぐ2次相続がきてしまう可能性が高いです。
先ほど言った通り、相続対策は死ぬ間際になってできることは少ないですから、結局1次相続で免れたとしても、結果的に2次相続で余計に相続税が
かかってしまうことが多いのです。ですから、相続のことは、両親ともがご健在なうちに、またはご自身が若いうちにしっかり考えておくことが重要なのです。
㈱ノコノコ 代表取締役 山﨑篤彦
https://www.nokonoko.co.jp/