男の終活
以前、「男の孤独死」というテーマでブログを書きましたが、今回は「男の終活」というテーマで考えてみたいと思います。
昨今の悲惨な孤独死の現場などが報道などで多く取り上げられたせいか、以前よりは男性が終活について興味を抱く機会が増えてきたように思います。まぁこれまでは男性の方がプライドもあってか、なかなか質問してくれていないだけだったかもしれませんが‥。
そこで、「終活」の中でも、とりわけ「男性」において気を付けておきたいポイントを3つあげたいと思います。
まず一つ目は、妻や兄弟がいても、自分が最期に死ぬことを想定することです。これは、男性は平均寿命が短いことや、奥様が年下の方が多いせいか、自分が先に逝くことを想定し、終活が甘くなる傾向があるからです。独身の方であっても、兄弟に姉や妹さんがいたりする方もその傾向があります。自分が死ぬ方が早いと思いこみ、「あとは妻や兄弟がうまくやってくれるだろう」と勝手に思いこんで、死後大変になってることも多多あります。なんで残された方を困らせないためにも、自分のことは自分で全てやっていく気概で終活に取り組んで下さい。
二つ目は、めんどうでも細かいことまで整理し記述することです。これも男性の方は心の奥底で自分は先に死ぬからと思っているせいか、遺言書やエンディングノートをみても大雑把にしか書いていないことがよくあります。専業主婦の奥様がいた方などは、ほとんどの管理を奥様任せにしていたこともあり、細かいお金のことなどは書いていない方もいます。これを機会に奥様に教えていただき、また独身の人はこれを機会によく勉強して書いて頂ければと思います。
三つ目は、家族に相当するくらい信頼できる友人を一人は作っておくことです。これは既婚者・独身者共通です。いわゆる自分を看取ってくれる親友がいるかどうかです。もちろん、気を許しすぎて残された家族と争いになっても困りますが、身内以外に自分のことをよく知っている友人を一人でいいのでいると、死後助かることもよくあります。身内がいらっしゃらない方も友人はいるという方も多いと思いますので、その中で信頼できる方に自分の終活のことを共有しておくとよいでしょう。
ほかにもいろんなポイントがあると思いますが、上記3つは押さえておきたいですね。
株式会社ノコノコ 代表取締役 山﨑篤彦