親を施設に入れるのはいつ?
桜の開花宣言がされましたが、みなさんお花見をしましたでしょうか。私は先日、子供達と近くの公園に見に行きましたが、まだほとんど咲いていなかったので、ただ遊んで帰ってきました。で、その帰りの道中にうちの駐車場の桜がその日のうちに一斉に開花しているのに気が付きました(;^ω^) 別に公園まで行かなくてもすぐ見れたのにと思いました。
さて、親御さんの老後の相談を受けていますと、施設に入るのはいつがいいのかとよく聞かれます。特に歳を重ねてくると記憶力を衰えてきますから、忘れっぽくなると心配しだす傾向があります。僕の個人的な見解としては、「介護が必要になった時」と考えています。介護度でいうと3以上かな。認知症の傾向がでてきたり、排せつの補助が必要になってきたときは施設に入ったほうがいいと思います。それでは遅すぎるのではないかと言われることも多いですが、人生100年時代と言われていますし、いつまで生きるか分からないのですから、老後資金が多少あるからといってすぐ施設に入るのは早計かなと思います。それにできるだけ自立して生きるほうが本人の為にもなりますしね。
お金のことを言えば、特別養護老人ホームなどに入れればいいですけど、どこも満室ですしね。ほなら最近沢山建っているサービス付高齢者住宅にすればいいかというと、例えば、都心だと全て込み込みで月30万円はかかると思いますので、年金だけだと足りないのではないかと思います。お金のことも考えるとまさしくピンピンコロリが理想ですよね。
自立していけないほど介護が必要になるまでは、夫婦のどちらかが亡くなられて一人になったとしても、お子様が近くに呼び寄せるとか、弊社みたいなサービスと利用するとかして、できるだけ年金の範囲内で生活できているほうがゆとりができて安心です。政府の方針でサービス付高齢者住宅はどんどん建っていますが、値段は高いのに介護が不十分で、せっかく入所できても介護度が上がると出ていかなくていけない施設もあると聞きます。そんなことにならないように、人生100年時代でも、できるだけ永く自立して生きていけることが本人や親族、社会のためになると思います。
㈱ノコノコ 代表取締役 山﨑篤彦